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調光レンズ
色の濃さが変わるレンズのことを「調光レンズ」と呼びます。
当店で取り扱っている調光レンズは、
・紫外線を浴びることで濃度が濃くなり、紫外線を遮断することで濃度が薄くなる仕組みのもの
・可視光線に反応するタイプのもの
の2種類がございます。
紫外線反応タイプの調光レンズは、通常、紫外線の量が多く、気温の低い屋外において、濃度がより濃くなります。
冬のスキー場や標高の高い山に登ったときなどが該当します。
逆に、夏の浜辺では紫外線の照射は多くても気温が高くなりますので、ものすごく濃いという状態にはなりにくいとご理解ください。
また、ドライブ用にということで検討されるかたも多いのですが、最近の車のガラスは紫外線カットされているものがほとんどですし、車内の温度もそれなりにありますから、運転中の眩しさよけとしては物足りなさを感じるかもしれません。
従来はガラスレンズが主流だったようですが、現在はプラスチックレンズの性能も進歩し、濃くなったり薄くなったりするのに要する時間が、かなり素早くなりました。
●紫外線で反応するタイプの濃度変化比較
8月中旬の室内にて(室温25℃
神奈川県座間市の路上にて(8月下旬 曇天 22℃)
神奈川県座間市の路上にて(8月中旬 晴天 33℃)
岐阜県西穂高岳にて(8月中旬 晴天 気温16℃ 海抜2,156m)
●紫外線で反応するタイプの、時間経過に伴う濃度変化比較
8月中旬 晴天時 神奈川県座間市の路上33℃と室内25℃にて
引き出しの中から取り出した直後の室内(左がブラウン、右がグレー)
屋外にて30秒経過時
屋外にて90秒経過時
室内に戻って90秒経過時
従来の調光レンズの色は、ブラウンかグレーというのがお決まりパターンでしたが、ローズ系・ブルー系といったものも発売されています。
室内(室温24℃) 左より「ローズ」「ブルー」「アッシュグレイ」
屋外(8月下旬 曇天 22℃で5分間放置後)
調光レンズの濃度変化に要する時間は環境によって異なりますが、いずれにしても瞬時に変化するものではないことをご理解ください。
たとえば、ビジネスシーンにおいて屋内で人と会うような場合、屋外から屋内へ入った直後はまだ色が濃いですからマイナスイメージを持たれないとも限りません。
ご使用になる環境をご考慮の上、ご選択いただければ幸いです。
また、経年変化により、濃淡の変化は徐々に悪くなっていくことをあらかじめご承知おきください。